お役立ち情報
2021/03/30
耐震お役立ち情報
平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震は、震源が大阪府の直下ではあったものの、地震のエネルギーは比較的小さなもので、地震による被害の多くは大阪府北部の震源周辺の市町にとどまりました。
近年、日本では大きな地震が次々と発生しており、大阪府内全域にわたって大きな被害をもたらす地震がいつ発生してもおかしくありません。
今後30年間の発生確率が70~80%と予想されている南海トラフ巨大地震では、四国や近畿、東海など30の都府県で最大で約32万人が死亡し、238万棟余りの建物が全壊、焼失(※)するなど、東日本大震災を大きく上回る被害が想定されています。こういった広域に被害が及ぶ地震では、周辺からの支援や速やかな復旧対応が困難となることが予想されるため、被害を少なくするための対策が重要となります。 ※出典:中央防災会議防災対策推進検討会議南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ「南海トラフ巨大地震の被害想定について(第一次報告)」(平成24年8月)
大阪府内では、活動間隔からいつ起きてもおかしくないといわれている上町断層帯や生駒断層帯、有馬高槻断層帯等の活断層による地震の危険性も指摘されています。
最も被害が大きくなる可能性がある上町断層帯(A)での直下型地震では、約36万棟の建物が全壊、約33万棟の建物が半壊し、死者が1.3万人、負傷者が14.9万人のぼると想定されています。
出典:大阪府自然災害総合防災対策検討(地震被害想定)報告書 (平成19年3月)
南海トラフ巨大地震を踏まえた「大阪府地域防災計画」の修正に向けて
-南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会報告- (平成26年1月)
・南海トラフ巨大地震、首都直下地震の被害と対策に係る映像資料
・内閣府のホームページで、南海トラフ巨大地震の被害状況等についての映像資料が公開されています。